遺体の搬送・安置について知りたい人へ
亡くなった本人の遺体を搬送・安置する上では、迅速な行動と冷静な判断力が必要になります。ただ、『搬送前には医師から死亡診断書をもらわなければならない』など、いくつか知っておくべきルールもあります。また「遺体は自宅に安置したい!」と考えている人も、住んでいる環境によってはそれが難しいこともあるのです。ここでは遺体の搬送と安置について、役立つ知識をご紹介します。
遺体の搬送・安置で知っておくべき3つのポイント
1.搬送は『自家用車』か『寝台車』
病院で亡くなった遺体は、近親者が『自家用車』で運ぶか、葬儀社に連絡し『寝台車』で運んでもらうかのどちらかで搬送します。寝台車はお金がかかるので自家用車で運びたいと考えている人もいるでしょう。その場合は、冒頭で少し紹介した『死亡診断書』の携帯が義務づけられているので忘れないようにしてください。 寝台車を利用すれば確かに搬送料金がかかりますが、遺体を安全に搬送できるメリットを考えれば、決して大きなデメリットとは言えないでしょう。
2.遺体の搬送にかかる料金相場
遺体の搬送にかかる料金は運ぶ距離によって異なります。 たとえば、関東から運ぶ場合の、ある葬儀社の運賃は以下のようになっています。基本運賃とドライアイスや防水シーツ、高速道路料金などの料金は除きます。
- ・20㎞まで 16,000円
- ・30㎞まで 19,000円
- ・40㎞まで 22,000円
- ・50㎞まで 25,000円
- ・100㎞まで 40,000円
- ・1000㎞以降は10㎞毎に3000円増し
料金の計算方法は当然、葬儀会社によって異なります。たとえば、『0~40㎞は23,100円』、『40~80㎞は33,900円』、『80~120㎞44,700円』と距離ごとに一律の料金で設定している場合もあります。
3.安置する場所は『自宅』か『遺体安置所』
遺体を自宅で安置したいと考えている人は、以下の点がクリアできているか確認しておきましょう。
- ・余裕を持って安置できるスペースはあるか
- ・遺体を部屋まで運べるか(エレベーターがないなど)
- ・近所に知られて迷惑にならないか
自宅での安置が難しい場合は、葬儀社や火葬場の遺体安置所に搬送することになります。基本的には有料ですが、葬儀社によっては搬送のオプションとして無料サービズを提供しているところもあります。
○葬儀社に依頼する場合の注意点
ほとんどの人は遺体の搬送を葬儀社に依頼することになると思います。 葬儀社の中には病院と提携しているところもあるのですが、まずは『搬送のみ』を依頼するようにしましょう。というのも、はじめに搬送だけを依頼する旨を伝えておかないと、気づかぬ間に、葬式すべてをその葬儀社に依頼することになってしまう可能性があるからです。 「病院と提携している葬儀社は良くない!」と言っているわけではありません。 ただ、家族や親族が亡くなった直後は、誰しも冷静な判断が難しいものです。葬式は故人の冥福を祈る大切な儀式ですので、よりサービスやホスピタリティが充実した葬儀社を選んだ上で、賢く利用することが重要です。
遺体の搬送・安置のポイントと注意点 まとめ
搬送や安置にも、知っておくべきポイントがいくつかあることをお分かりいただけたかと思います。ここで紹介したポイントを参考にして、事前に頭の中でシュミレーションをしておけば、いざ身近な人が亡くなってしまったときでも慌てることなく冷静に対応できるはずです。
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葬儀社に連絡
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葬儀場・日程や菩提寺等への連絡、斎場(火葬場)確認・葬儀方法決めます。
通夜
納棺→通夜→通夜ぶるまい
家族葬の場合、参列者が身内のため、通夜や告別式の受付は用意しません。
告別式
告別式(読経・焼香・献花)・式中初七日→斎場へ移動→火葬
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