病院から危篤を告げられた時の対応はどうすればいい?

家族葬 蓮(れん)

危篤時の対応方法を知らないリスク

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入院している本人が危篤状態になったと医師に告げられた時、あなたは冷静に対応することができますか?対応する術を知らないままだと、『最期に本人の会いたい人に合わせられなかった』、『本人の関係者への連絡が大幅に遅れた』といった残念な結果を招くことになります。 ここでは、危篤を知らせるべき相手の範囲や何を伝えるべきなのかといった、対応時に役立 つ知識をご紹介します。

危篤を知らせるべき相手はどこまで?

危篤であることを連絡するべき対象は、基本的には以下の範囲です。

・三親等内の直系の親族

祖父母、両親、兄弟姉妹、子ども、孫、叔父、叔母、甥、姪

・配偶者の親族

両親、祖父母

・勤務先(社会人である場合)

上司、同僚

・友人

親しい友人

あくまでもこれらは基本であり、本人の要望や関係性から判断することが大切です。場合によっては、ご近所さんや恩師といった関係者に伝えるべき時もあるでしょう。一人で多人数に連絡しなければならない場合は、連絡した相手に協力をお願いし、拡散してもらうなどすると良いでしょう。

伝えるべき3つの内容

本人と自分の名前を伝えるのは当然ですが、それ以外にも相手に伝えるべき内容があります。

1.本人の容態と見通し

危篤とは『今にもなくなりそうな状態のこと』です。ただ、危篤と宣言されてから亡くなるまでの時間は人によって差があり、数十分の場合もあれば、10日以上生き続ける場合もあります。 ですので、連絡する相手には、意識の有無や医師の見解などを詳しく簡潔に伝えましょう。状態や見解によっては、すぐに行かなければならないかそうでないかの見通しが変わります。

2.本人がいる場所とその連絡先

入院先、搬送先の病院の名前、住所、連絡先を正確に伝えましょう。病棟名や病室番号も伝えておくと、到着後すぐに病室に駆け付けてもらうことができます。

3.自分の連絡先

今後の連絡担当も自分である場合、自分の名前、本人との関係、電話番号をしっかりと伝えましょう。連絡担当が家族や親族といった自分以外の人である場合は、「何かあればこちらに連絡してください。」と一言添えて、その人の名前と連絡先を伝えましょう。

これら3つの内容をあらかじめメモなどにまとめておくと、より簡潔かつスムーズに伝えられます。

連絡手段はもっとも確実に伝わる方法で!

もっとも早く伝えることができるのは電話です。 ただ、固定電話や携帯電話を持っていない人も当然いますし、場合によっては相手の携帯電話の電池や電波が切れているタイミングもあります。

そんなときはSNSやメールを活用しましょう。 メールやSNSで連絡する場合は、両方に送ればより確実に伝えることがきます。たとえば、メールとFacebookのアカウントがある人にはその両方に送る、といった具合です。

また、先ほど説明した『連絡するべき相手』を事前にチェックしておいて、連絡先を登録しておくことの重要です。いざとなったときに、連絡先が分からず慌てたり、連絡しそびれたりするリスクを減らすことができます。

病院から危篤を告げられた時の対応のまとめ

危篤を告げられた時は、誰しも気が動転したり、頭が真っ白になってしまったりするものです。それは連絡をもらう側も同じです。今は危篤ではなくても、本人が危険な状態であることがわかっている場合は、あらかじめ相手に伝えておくと良いでしょう。お互い気持ちの準備ができるので、冷静に対応できるはずです。

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